フットのジェルネイルはハンドと違い少しコツが必要です。 Show 視点が遠くにあることから少々の失敗は目立たないものの、ネイルケアが難しかったり、エッジが塗りにくかったり、なかなか思うようにいきません。 でも、フットネイルって意外に見られているものなんですよね。 そのため、できるだけ綺麗に仕上げたいものです。 この記事ではそんなフットのジェルネイルのやり方とコツ、注意ポイントを紹介します。
フットネイルに必要なアイテムフットのジェルを行うには以下のようなアイテムが必要になります
基本的に必要なものはハンドのジェルと同じです。 加えて足の爪は面積が小さいので、細めのジェル筆があると便利ですよ。 ハンドの爪ほどキューティクル周りにカーブを描いていないので、平筆の方が使いやすいでしょう。 また足の指と指がくっつかないようにトゥーセパレーターもあると便利です。 もしない場合はティッシュペーパーやコットンを丸めて足の指と指の間に挟んで代用してください。 ジェルネイルの手と足の違いフットとハンドのジェルではこのような違いがあります。
上記の点はハンドよりもフットの場合に注意が必要となりますので、もう少し詳しく説明していきますね。 ケアを完璧にする必要がある足は甘皮や甘皮下に位置するルーススキンがハンドに比べ、頑固でケアしにくいのが特徴です。 それはハンドに比べて足の爪には負担がかかっているからです。 人間は歩くとき足に体重の8倍の負荷がかかっていると言われ、 歩くときにつま先で蹴り出すため、足の爪にも同じぐらいの負担がかかっているのです。 すると爪を守ろうとして自然と甘皮が厚くなり、ルーススキンも爪にしっかりとこびりついてしまいます。 そのためハンドよりもしっかりとネイルケアをしないと、ジェルがすぐに根元から浮いてしまいます。 引っかかりやすいフットのジェルはハンドと違い、ジェルが塗りにくいためはみ出してしまいがち。 はみ出したままのジェルを硬化してしまうと、ストッキングや靴下などにひかかってしまいます。 また布団などに引っかかったまま足を動かすとジェルが剥がれる危険性も。 場合によっては爪が折れてしまいます。 ハンドよりも実は引っかかりやすく、引っかかった時の爪へのダメージが大きいんです。 折れやすい足の爪は常に靴で圧迫され、窮屈な状態が続いています。 にもかかわらず足の爪を伸ばしていたり、メンテナンスを怠って伸びっぱなしになっていたりすると、ジェルの中で爪が折れているなんてこともよくあるんです。 またよく足をどこかにぶつける人も要注意。 ジェルで見た目にはわかりませんが、かなり深くヒビが入っていたというのも、よくあることです。 そのため、きちんとケアをしてから塗っていくことが重要になります。 少し警戒させてしまったかも知れませんが、きちんとした手順で塗布すれば大丈夫ですよ。 それではフットへのジェルの塗り方を詳しく説明していきますね。 フット(足の爪)ジェルの失敗しない塗り方手順1 ファイルをかける まずはエメリーボードで爪の長さを整えます。 ジェルの持ちを良くするためには、あまり長すぎないほうがいいでしょう。 両足10本、適切な爪の長さに削ってください。 また爪の両端はあまり削りすぎず、角が丸くなる程度にしておきましょう。 特に親指などは両端を削りすぎると巻き爪の原因になります。 手順2 ドライケアをする 次にドライケアを行います。 MEMO ドライケアとはクリームやオイルなどにつけずに、そのままネイルケアを行うこと。 ジェルの塗布前に油分をつけると、ジェルの密着が悪くなります。 またお湯でふやかすことも爪が柔らかくなりすぎて密着しにくくなるので、ジェル塗布前のケアはドライで行いましょう。 ただし、塗れたガーゼでキューティクル周りを軽くこする程度なら構いません。 お湯の中に足を浸すのはやめてくださいね。(サロンでは衛生面を考えてフットバスに浸かることが多いです。) キューティクルプッシャーで甘皮とルーススキンを根元方向に押し上げます。 甘皮を押した後に、爪の根元に白く残るものがルーススキンです。 必ずこのルーススキンも押してください。 甘皮とルーススキンを押し上げたらキューティクルニッパーでカットします。 このように甘皮を切ります。 カットした後も少しルーススキンが残っている場合があります。 キューティクルニッパーでどうしてもルーススキンが取れないようなら、ガーゼを軽く濡らし、親指にガーゼを巻きつけ、ルーススキン部分を軽くこするようにしてください。 親指で軽く円を描くように擦ります。 するとルーススキンが引っかかってきれいに除去できます。 手順3 サンディングをする ジェルの密着が良くなるように爪に傷をつけます。 ジェルの持ちがあまり良くない爪質の人は粗目のファイルで、ジェルの持ちがいい人は細かめのファイルを使ってください。 一般的にサンディングはスポンジファイルで行いますが、ジェルの持ちが悪い人は通常のファイルでも構いません。 10本全てサンディングが終わったら、ダストブラシでダストを払ってください。 次にオレンジウッドスティックにコットンを巻きエタノールをつけます。 爪周りと爪の裏を拭き取ってください。 爪の裏にバリ(爪の削り残し)がある場合は、バリをきちんと削ってください。 手順4 クリアジェルを塗布する 足にトゥーセパレーターを装着します。 クリアジェルを塗布します。 ※わかりやすいようにここではカラージェルを使います。 ジェルを筆に少量とります。 甘皮ギリギリではなく、少し隙間を空けてジェルの付いた筆を爪に置きます。 そこから少しずつ筆を動かしてキューティクルギリギリまで筆を動かします。 そのまま爪の先端まで塗り広げます。 この要領で塗布していきます。 爪の端にジェルを塗るときは必ず皮膚を抑えてジェルを塗ります。 爪全体に塗るとこのようになります。 塗った直後は筆跡がついていても、少々時間がたつと目立たなくなります。 ベースジェルは爪とジェルを密着させることが目的なので、筆跡をあまり気にせず塗布しましょう。 またあまりにも筆跡が気になるようなら、少し多めにジェルをとって筆圧を軽めにすると筆跡が残りませんよ。 爪の表面に塗ったらエッジにもジェルをのせます。 ジェルの腹で爪のエッジに触れるだけで構いません。 他の指も同じ要領でジェルをのせていきます。 ジェルのにじみなどが気になる場合は、1本塗布したら仮硬化してもOKです。 親指以外の爪は小さめなので細めの筆を使うといいでしょう。 小指のように変形している爪は密着が悪いため、はみ出さないように注意してください。 手順5 各種ジェルを塗って仕上げ すべて塗布したら硬化、そのあと同じ要領でカラージェルやトップジェルなどを塗布してください。 あとはハンドと同じ手順でOKなので、デザインに合わせて調整してくださいね。 フットジェルネイルを塗るときに気を付けることフットジェルを塗るうえで、注意すべき点をまとめます。 ポイントを押さえておいてくださいね。 はみ出たときはスティックでとる爪からはみ出したジェルをそのままにしておくと引っかかる原因です。 はみ出したジェルは硬化前に必ず拭き取ってください。 はみ出た部分をオレンジウッドスティックでこすり取り、そのあとスティックにコットンを巻いてエタノールを付け、再度こすれば取れますよ。 そのため、オレンジウッドスティックの片方にあらかじめコットンを巻いておくといいでしょう。 爪をのばしすぎないジェルは1度塗布すると1ヶ月ほどオフしません。 そのため爪の伸ばしすぎは危険です。 もっともきれいに見える足の爪の長さは、指と同じぐらいの長さと言われています。 しかしジェルの場合それでは長すぎるので、指よりも少し短めがちょうどいいでしょう。 巻き爪の人は要注意実は「フットのジェルネイルは巻き爪を悪化させる」という考え方があります。 ジェルは硬化する時に強く爪に食いつく動きがあり、その動きが爪を丸めてしまうと言われているのです。 事実、巻き爪の人がフットのジェルネイルを行うと足の爪が痛いと言う人もいます。 そのため巻き爪傾向がある人はジェルネイルの頻度を減らしたり、比較的柔らかめのジェルを使うようにして爪の食い込みを防ぐようにしましょう。 フットジェルネイルを上手に塗るコツコツはこの4つです。
筆の太さを爪に合わせる親指以外の爪は比較的小さめなので、細めの平筆を使うときれいに塗れます。 しかし親指に細筆を使うと何度もストロークすることになり筆跡が残りやすく、やりにくさを感じます。 親指とほかの指で筆を変えてみるとよりジェルが塗布しやすいですよ。 エッジをしっかり塗る足の爪の先端は想像以上に靴下やストッキング、さらに靴による摩擦が発生する場所です。 そのためエッジまできちんとジェルを塗布しないと、ジェルが剥がれやすくなってしまいます。 最初からキューティクル周りを塗らないやり方の部分でも説明しましたが、筆にジェルをとり爪に塗布するときは、キューティクルギリギリではなく少し隙間をあけて筆を置いてください。 そこから少しずつキューティクルに近づけるように塗りましょう。 キューティクル周りにはみ出さないようにきれいに塗布することができます。 体育座りで塗るセルフでフットネイルをするときは、体育座りで塗るのがおすすめ。 イスに座って行うのも良いですが、少し疲れやすい体制です。 体育座りなら床に指を固定できるので、爪からジェルがはみ出すことも防げます。 ただし長時間塗っていると、体育座りでも疲れてしまうことがあります。 集中力が切れるとジェルはきれいに仕上がらないので、程よく休憩をはさんでくださいね! 5本一気に塗らないほかの爪を塗っている間に、ジェルが指についてしまうことがよくあります。 だからこそ5本一気に塗るのではなく、2本ずつ、3本ずつ塗っていくようにしましょう。 2,3本ずつ塗れば、硬化するときも平行に保ちやすくなります。 指がななめの状態で硬化するとジェルが左右に偏ってしまい、仕上がりが汚くなることも。 5本すべての指を平行にしながらの硬化はむずかしいので、「2、3本塗る→硬化」を繰り返すのがおすすめです。 明るめの色を選ぶと足がきれいに見えるフットネイルは視点から遠いため、明るく目立つ色を塗布したほうが足がきれいに見えます。 また幅広の足の人は特に濃い色を塗りましょう。 濃い色は引き締まって見えるので、足の幅が細く見えます。 逆にヌーディーカラーを塗ると足がぼやけて余計に膨張して見えますよ。 【まとめ】フットジェルネイルはコツをつかめば簡単
この4つのコツをつかめば、フットのジェルネイルは難しくありません。 はじめからオレンジウッドスティックにコットンを巻いてエタノールをつけておきましょう。 いつはみ出してもすぐ拭き取れるよう、準備も大切です。 きれいな足の爪は清潔感があるだけでなく、身だしなみが整っている印象を与えます。 お座敷の席などでストッキング越しにも足は見られています。 夏だけでなく、1年中フットのジェルネイルで細かい部分まできれいにしてくださいね。 フットネイルサロンの体勢は?ネイルサロンでのフットネイル施術中は、椅子に座ってリラックスした体勢で施術をしてもらうことができます。 サロンによって違いますが、施術中に退屈しないように雑誌やDVDなどが見られるようになっているところも多いです。
フットジェルネイルの厚みは?ジェルネイルの基本的な厚みは、爪先が0.7~1ミリくらいがちょうどよいとされています。 クレジットカードの厚みが0.76ミリなので、それくらいを基準としましょう。 爪全体を均一の厚みにぬるよりも、爪先は薄め、爪の真ん中は厚めにぬるのがポイントです。
フットジェルネイル どのくらいもつ?フットジェルネイルは5~6週間で付け替える
フットジェルネイルは、意外と長期間つけっぱなしにしている人も多いんですが、 付替えの目安は5~6週間、だいたい1.5ヶ月 です。 見た目的にきれいだからまだもう少しいけそう、と思っても付け替えがおすすめ。
フットネイルの持ちは?フットネイルは、夏季なら1ヶ月から1.5ヶ月くらい、冬期は2ヶ月以内に付け替えるのが適切です。 夏の間は代謝が良くなり、爪の生える速度が上がります。 特に、夏場にプールや海水浴に行くのであれば、雑菌が入るリスクが増えるので、冬よりも早めに付け替えることが望ましいのです。
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