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オンプレミスデータゲートウェイ。今にも舌を噛みそうです。この言葉を覚えるだけでも大変でした。これを構成すると、 Office 365 だと Microsoft Flow や PowerApps や Power BI などで、オンプレ内の SQL Server や ファイルシステム とデータ接続できます。ちょっと必要があって触ってみる事にしたのですが、今回はまず入れて構成するところまで。 ダウンロードは Power BI のところにあります。 Power BI Gateway | Microsoft Power BI Windows 7 以降でもOKという事なので、手っ取り早く自分のPCに入れてみます。 ▼インストーラーをクリック。次へ。 ▼これもとりあえず次へ。 ▼これも次へ。 ▼特に問題なければ同意にチェックしてインストール ▼ここに Office 365 のメールアドレスを入力。サインインをします。 ▼これも次へ。 ▼適当に名前と回復キーを入力し構成をクリック。 ※他の色々(SharePoint Designer 、 InfoPath 、など)でもそうだけど、ブラウザじゃないところでも Office 365 のサインインを入力する画面はIEを利用しているので、IEが使えない環境だとトラブります。 ▼これで完了。 特に何も考慮する必要がなければインストールから構成までは非常に簡単でした。 Office 365 で構成したので、 PowerApps と Flow と Power BI で利用できます。Logic Apps などで利用する場合は Azure のゲートウェイを作成してください。 投稿ナビゲーションMore than 1 year has passed since last update. posted at 2020-04-27 updated at 2020-04-28 はじめに本記事は以下の記事の続きとなります。 Power PlatformとはPower PlatformとPower Appsは前回説明したので割愛 Power Automateとは概要 5種類のフローについてPower Automateで作成するフローは大きく分けて以下の5種類に分けれます。
本記事では、 コネクタについてコネクタは様々なクラウドやオンプレミス環境のサービスに接続できます。 少しだけコネクタの紹介
などなど 料金プラン公式
※無料試用版 今回はコミュニティプランを使用する Power BIとは概要
また、要素としてもう一つPower BI Report Serverというのがあります。 本記事では 料金プランとライセンスに関して下記2点の料金についてこちらを参照 → 料金情報
※Power BI
管理者であれば、以下のライセンスを参照 本記事ではユーザごとのPower BI Pro試用版を利用します。 実装するアプリケーション今回実装するアプリケーションはオンプレミス環境のファイルを自動監視・通知・管理するアプリケーションです。 1. 何らかのオンプレミスシステムでError、Warningログファイル(csv)が指定されたフォルダに出力 2. 指定されたフォルダ内のcsvファイル追加・変更のトリガーで該当ファイルのデータを取得 3. 取得したデータをもとにメールの通知 4. 取得したデータをもとにGoogleスプレッドシートにデータを追加 5. 取得したデータをもとにGoogleドライブにファイルを保存 6. Power BIデータセットにデータが追加されデータ分析でレポート更新 7. Power Appsのアプリでデータ対応管理をデータ更新で行う アプリケーション実装については説明が長すぎるので、成果物見るだけでいいよって方は以下のとこまで飛んでください。 環境の準備Power Automateへのアクセス以下を参考にサインアップ、またはサインインをする。 Power BIへのアクセス以下を参考にサインアップ、またはサインインをする。 オンプレミスデータゲートウェイの設定オンプレミス データ ゲートウェイは、オンプレミスのデータと安全に接続するためのものです。オンプレミス データ ゲートウェイをオンプレミスの環境にインストールすることで、クラウドサービス(Power BI、Power Apps、Power Automate、Azure Analysis Services、Azure Logic Apps)とデータのやり取りを行うことができます。 また、最小要件としては以下となっています。
【オンプレミスデータゲートウェイ手順】インストールについてを参考にしました。 ①インストールインストールについてのリンク先でStandard ゲートウェイを使用するオンプレミス環境にダウンロードしてインストールします。 ②設定インストール完了後、Power Automate、Power Appsで使用している組織アカウントでサインインを行います。 その後、ゲートウェイを設定するマシンのアカウント情報を聞かれるので入力。 Service account → Windowsにログインするユーザネーム ・ ローカルユーザーなら [マシン名\ユーザー名] ・ ドメインユーザーなら [ドメイン名\ユーザー名] Password → Windowsにログインするパスワード 入力後、構成画面で以下の画面のように任意な内容で入力して設定は完了。 ※注意 アプリケーション作成Power Automateでフロー作成以下4段階に分けて説明します。 ①オンプレミス環境ファイルの追加・変更をトリガーにしてメール通知
②追加・変更したファイルをGoogleドライブフォルダに新規で保存
③取得したファイル(CSV)のデータ整形
【選択アクション解説】
④整形したデータをスプレッドシートとPower BIのデータセットに追加③で整形したデータをスプレッドシートに追加します。 【スプレッドシートに行を追加】 作成後、フローの続きとして以下のアクションを追加する。 ③で整形した配列をforで繰り返して一行ごと追加する。
【Power BIのデータセットに追加】 1. Power BIでデータセットの設定を行う 新しいストリーミングデータセットで API を選択します。これで、APIを利用してデータセットにデータを追加できるようになります。 次に以下の画面で データセット名 でストリームからの値 (RequestBody)を設定して作成をおこないます。2. データセットに追加するアクションを設定 スプレッドシートに追加したアクションのあとにデータセットのアクションを追加します。 以下のアクションを設定します。 ワークスペース 、データセット はPower BIで作成したものを設定。テーブル はデフォルトでRealTimeDataを設定 payload については関数で③の選択アクションの出力値を設定する。以下のように関数を設定・ body('選択') 以上でフローを保存する。 Power BIでデータセットからレポートの作成データセットからレポート作成する場合、データセットにデータが存在している必要があるのでのPower
Automateで作成したフローを一度実行します。 log_20190401.csv
フローが完了すると、以下のフロー詳細画面で正常に実行されたか確認できます。 また、実行の開始列の日付を選択すると以下の様にフローの各アクションの実行ログが確認できます。 正常に実行できたことが確認できたらレポートを作成します。 ①Power BIのレポート作成
レポートの作成が完了したら保存します。 成果物について今回、ファイルシステムトリガーが監視するオンプレミス環境で出力されるログファイル(csvファイル)は2019/05/01〜2019/05/05を想定しています。 log_20190501.csv
監視しているフォルダでファイルが追加・変更されると設定したオンプレミスゲートウェイをかいしてPower
Automateのフローが実行されます。
Power Automateフロー実行結果メール通知
スプレッドシート更新 スプレッドシートにデータが更新されていることを確認できます。
ドライブ追加 ドライブにファイルが追加されていることを確認できます。 データセットに追加されレポートが更新 Power BI で作成したレポートを開くとデータが追加されてレポートに反映されていることが分かります。 Power BIで更新されたPageについて1. アプリケーションのページオンプレミスのcsvで出力されたデータが自動でPower BIのデータセットに追加されています。 2. 月分析のページ
3. 日分析のページ各スライサーで指定した日付の時間別件数がグラフで確認できます。 Power Appsのアプリケーション実行について本アプリケーションではスプレッドシートのデータと同期をしており、アプリケーションで対応完了を更新して管理できるアプリとなっています。
既存開発との比較今回もノーコーディングで実装を行いまいしたが、実際コーディングをするとどうなるのか... 述べたようにコーディングだけではなく、サードパーティのサービスの設定や実行する環境を考えなければなりません。Power Automateのように一つの作成管理画面(サービス)で完結できないので、作業工数は多くなります。 ただ、今回利用したPower Platformのサービスは外部向けや、同じ組織内アカウントのユーザと共有等するプランにすると料金がかかります。こちらの料金はGCPやAWS等で実行環境を管理するより料金が高くなってしまいます。 また、Power Platformだけ言えることでは無いですが、このようなサービスが終了する場合を考える必要があります。現在、このような問題も視野にいれてノーコーディングのサービスで作成した処理をコードに落とせるノーコード・ローコードのサービスもあります。ちなみに、Power Automateのフローでもアクション設定をコードにして閲覧することも可能となっています。 まとめ今回はPower Platformのサービスをそれぞれ連携させたアプリケーションを作成しました。 Register as a new user and use Qiita more conveniently
What you can do with signing up Power Automate Desktop どこに保存される?Microsoft アカウントを使用して Power Automate で構築されたデスクトップ フローは、自分の OneDrive に自動的に保存されます。
パワーオートメイトって何?Power Automate Desktopとは、データの収集・整理・加工などパソコンで操作している手順を記録して、業務効率につながるアプリを開発できる製品です。
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