BitLockerのシステム要件は?

コース: Windows 10:認証とセキュリティ

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BitLockerとは

このレッスンでは BitLockerについて解説します。 BitLockerとは ドライブ単位の暗号化機能です。 OSがインストールされたシステムドライブ、 またはデータの格納用として使用している データドライブを BitLockerで保護することができます。 BitLockerを使用するための要件は Windows 10 Pro以上の エディションであることと、 少なくとも2つ以上のパーティションを 備えていることです。 BitLockerは システムドライブとデータドライブの 両方に対して使用可能ですが、 どちらに対して使用するかによって 保護に使用するキーの選択肢が異なります。 システムドライブに対しては TPMというマザーボード上の セキュリティチップ、 またはUSBメモリに キーを保存して使用するか、 任意で設定するパスワードの文字列を キーとして使用できます。 一方、データドライブに対しては 任意で設定するパスワードの文字列を キーとして使用するか、 スマートカードを使用するか、 のいずれかから選択します。 システムドライブを保護する場合、 TPM、USBメモリ、パスワードの 3つの選択肢があると解説しましたが、 大きく分けるとTPMを使うモードと 使わないモードと考えることができます。 TPMを使うモードは セキュリティレベルの高い実装方法であり、 OSのスタートアッププロセスの整合性が 検証されます。 TPMを使わないモードである USBメモリやパスワードという選択肢は 主にTPMを搭載していないデバイス用に 用意されている選択肢です。 非TPMモードでBitLockerを使うには 事前にグループポリシーの設定が必要です。 コンピューターがTPMを搭載するかどうかは 「TPMの管理」という管理ツールから 確認できます。 この管理ツールの使用方法は Windows 10の検索ボックスに 「tpm.msc」と入力して、開くだけです。 TPMを搭載している場合、 この画面にTPMの情報が表示されます。 ただしBitLockerを使用するためには TPMのバージョンが 1.2以上である必要があるため 画面上でバージョンの値も確認します。 一方、TPMを搭載していない場合、 同様の方法で管理ツールを開くと 「TPMが見つかりません」…

目次

現象

目次:

  1. TPMを有効にする
  2. オペレーティング システムでBitLockerを有効にする
  3. BitLockerのステータスを確認する([BitLockerの管理]コンソール)
  4. BitLockerのステータスを確認する(コマンド ライン)
  5. BitLockerを一時停止する
  6. BitLockerを無効にする
  7. BitLocker暗号化ビデオ

Windows 7、Windows 8、Windows 10、Windows 11でのBitLockerの有効化と無効化

Windows BitLockerは、ユーザーがデータを保護するためのソリューションになっています。次に、標準的な方法を使用してBitLockerを有効または無効にする方法を示します。

この記事では、TPMの代わりにUSBを使用する方法については説明しません。また、高度な機能に対するグループ ポリシーの変更についても説明しません。ドメイン レベルでのグループ ポリシー変更およびネットワーク管理のBitLockerのセットアップはベスト エフォートであり、サポートの対象外になります。サポートする構成は、単一のコンピューターおよびローカルに管理するBitLockerのセットアップに制限されます。

メモ: Skylakeチップセット搭載のシステムでBitLockerが正しく動作するには、特殊なセットアップが必要になります。次の設定が行われているSkylakeコンピューターでリカバリー キーの入力が要求される場合は、この問題がリリース後に修正されたためBIOSが最新であることを確認してください。

 
  • レガシー起動モードに設定されているすべてのオペレーティング システムでは、TPM 1.2を使用する必要があります。BIOSを最新リビジョンにアップデートすることをお勧めします。
  • UEFI起動モードに設定されているすべてのオペレーティング システムでは、TPM 1.2またはTPM 2.0を使用できます。BIOSを最新リビジョンにアップデートすることをお勧めします。
  • Windows 7コンピューターをUEFI起動モードに設定しており、TPM 2.0を使用する場合は、このパッチを適用する必要があります。Microsoft TPM 2.0パッチ  
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  • ただし、Latitude 5175とLatitude 7275は例外で、どちらもTPM 2.0のみが搭載されており、1.2にダウングレードすることもできません。
   

1.TPMを有効にする

メモ: オプションが表示される場合は、TPMをオンにした後で、TPMが有効になっていることを確認してください。TPMをオンにしても、オペレーティング システムとの通信は自動的に有効にはなりません。TPMチップの所有権をオペレーティング システムに与えて暗号化キーの保存を可能にするには、TPMを有効にする必要があります。

  1. コンピューターの電源を入れます。
  2. コンピューターでPOSTが実行されたら、ホットキー(通常はF2またはDelete)を押してBIOSを起動します。
  3. BIOSに移行したら、セキュリティを設定するセクションを見つけます。
  4. [Security]セクションで、[TPM]オプションを見つけます。
  5. 左側の[TPM 2.0/1.2]セクションを選択します。

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  6. 右側の[TPM]ボックスをクリックしてTPMをオンにします。
  7. TPMをオンにした後、TPMをアクティブまたは有効にするオプションを選択します。

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  8. TPMが有効になったら、変更を保存してBIOSを終了します。


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2.オペレーティング システムでBitLockerを有効にする

  1. コンピューターの電源を入れます
  2. 通常どおりにオペレーティング システムにサインインします。
  3. 次のいずれかの方法でBitLockerの管理セクションにアクセスします。

    Windows 7

    1. [スタート]メニューからの操作。
      1. Windowsの[スタート]メニュー ボタンをクリックします。
      2. 検索ボックスに「BitLockerの管理」と入力します。
      3. Enterを押すか、リスト内の[BitLockerの管理]アイコンをクリックします。
    2. [コントロール パネル]からの操作
      1. Windowsの[スタート]メニュー ボタンをクリックします。
      2. コントロール パネル]をクリックします。
      3. システムとセキュリティ]をクリックします。
      4. BitLockerドライブ暗号化]の下で任意のオプションをクリックします。
    3. ハード ドライブからの操作
      1. コンピューター]または[マイ コンピューター]を開きます。
        • または[ファイル エクスプローラー]アイコンをクリックしてお使いのコンピューターを選択します。
      2. Encryption:\(またはWindowsコンピューター)ドライブを選択します。
      3. ハイライトしたドライブを右クリックします。
      4. BitLockerを有効にする]をクリックします。

        注:これにより、最初のBitLocker画面がスキップされます。


    Windows 8

    1. アプリ画面からの操作
      1. Windowsの[スタート]メニュー ボタンをクリックします。
      2. 検索ボックスを開いて「BitLockerの管理」と入力します。
      3. Enterを押すか、リスト内の[BitLockerの管理]アイコンをクリックします。
    2. [コントロール パネル]からの操作
      1. Windowsの[スタート]メニュー ボタンをクリックします。
      2. 検索ボックスを開いて「コントロール パネル」と入力します。
      3. [コントロール パネル]ウィンドウで[システムとセキュリティ]をクリックするか、「BitLocker」を検索します。
      4. BitLockerドライブ暗号化]の下で任意のオプションをクリックします。
    3. ハード ドライブからの操作
      1. コンピューター]または[マイ コンピューター]を開きます。
        • または[ファイル エクスプローラー]アイコンをクリックしてお使いのコンピューターを選択します。
      2. C:\(またはWindowsコンピューター)ドライブを選択します。
      3. ハイライトしたドライブを右クリックします。
      4. BitLockerを有効にする]をクリックします。

        注:これにより、最初のBitLocker画面がスキップされます。


    Windows 10およびWindows 11の場合

    Windows BitLockerを有効にする方法と無効にする方法

    再生時間:01:39
    - 字幕:英語のみ。

    1. [スタート]メニューからの操作。
      1. Windowsの[スタート]メニュー ボタンをクリックします。
      2. Windows 10の場合: 検索ボックスに「BitLockerの管理」と入力します。
        Windows 11の場合:検索ボックスに「デバイスの暗号化」と入力します。
      3. Enterを押すか、リスト内の[BitLockerの管理]アイコンをクリックします。
    2. [コントロール パネル]からの操作
      1. Windowsの[スタート]メニュー ボタンを右クリックします。
      2. コントロール パネル]をクリックします。
      3. システムとセキュリティ]をクリックします。
      4. BitLockerドライブ暗号化]の下で任意のオプションをクリックします。
    3. [設定]からの操作
      1. Windowsの[スタート]メニュー ボタンをクリックします。
      2. [設定]アイコンをクリックします
      3. 検索ボックスに「BitLockerの管理」と入力します。
      4. Enterを押すか、リスト内の[BitLockerの管理]アイコンをクリックします。
    4. ハード ドライブからの操作
      1. コンピューター]または[マイ コンピューター]を開きます。
      2. C:\(またはWindowsコンピューター)ドライブを選択します。
      3. ハイライトしたドライブを右クリックします。
      4. BitLockerを有効にする]をクリックします。

        注:これにより、最初のBitLocker画面がスキップされます。

  4. [BitLockerの管理]画面で[BitLockerを有効にする]をクリックします。

    BitLockerのシステム要件は?

  5. BitLockerは短い初期化プロセスを実行します。

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  6. リカバリー キーの保存のために、3つのオプションのいずれかを選択します。

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    警告: このキーは安全な場所に保存する必要があります。ドライブにアクセスする必要があった場合、このリカバリー キーがドライブへのアクセスに使用されます。ロックされたドライブからデータを回復するオプションがないため、このキーを紛失すると、オペレーティング システムの再インストールが必要になります。このキーはコンピューターごとに異なり、そのキーが作成されたコンピューターでのみ機能します。

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  7. パスワード/キー ファイルを保存したら[次へ]をクリックします。
  8. ボリューム暗号化オプションのいずれかを選択します。
    1. [Encrypt entire hard drive.]
      • これにより、使用されているかどうかに関係なく、ハード ドライブ上のすべてのスペースが暗号化されます。この場合、暗号化の処理に時間がかかります。
    2. [Encrypt on used space.]
      • このオプションでは、ハード ドライブ内でデータが保存されている領域だけが暗号化され、空き領域は暗号化されません。処理が高速であるため、基本的な暗号化にはこのオプションが適しています。  

        BitLockerのシステム要件は?

  9. 暗号化オプションを選択したら、[次へ]をクリックします。
  10. 暗号化の種類が表示されたら、使用する暗号化の種類を選択します。
     
    • 新しいコンピューターの場合、[New]モードが既定の暗号化方法です。  

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  11. [Next](次へ)クリックします。
  12. BitLockerシステム チェックを実行する]というラベルのボックスをオンにします。

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  13. [続行]をクリックします。
  14. 設定を確認したら、コンピューターを再起動して暗号化を開始します。  

    メモ: 暗号化には20分から数時間かかります。この時間は、暗号化されるデータの量、コンピューターのスピード、コンピューターの電源オフまたはスリープ状態によりプロセスが中断されるかどうかで変化します。PCが再起動されるまで、BitLocker暗号化は開始されません。作業を完了する必要がある場合、再起動の前に作業を完了して保存しておくことが安全です。

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3.BitLockerのステータスを確認する([BitLockerの管理]コンソール)

  1. 前述のいずれかの方法で[BitLockerの管理]コンソールを開きます。
  2. コンソールに表示されているステータスを確認します。
     
    • 暗号化が実行中である場合、ステータスはBitLockerが暗号化を実行していることを示します。
    • 暗号化が完了した場合、ステータスはBitLockerがオンであることを示します。また、ロック アイコンが表示されます。

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4.BitLockerのステータスを確認する(コマンド ライン)

  1. コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
  2. Windowsの[スタート]ボタンをクリックし、「cmd」と入力してEnterを押します。
  3. キーボードのWindowsボタンを押しながらRを押し、「cmd」と入力してEnterを押します。
  4. コマンド プロンプト]を右クリックし、[管理者として実行]を選択します。
  5. コマンド プロンプトで「manage-bde –status」と入力してEnterを押します。
  6. コンピューターのドライブでBitLockerのステータスを確認します。

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5.BitLockerを一時停止する

注:コンピューターのメンテナンスやアップデートでは、状況によりBitLockerを一時的に停止する必要がある場合があります。BIOSをアップデートする場合、アップデートの実行前に必ずBitLockerを一時停止します。アップデート時にBitLockerがアクティブになっていると、TPMに保存されているすべてのキーが失われます。

  1. コンピュータを起動します。
  2. Windowsオペレーティング システムを起動します。
  3. 前述のいずれかの方法で[BitLockerの管理]ウィンドウを開きます。
  4. 目的のドライブで[保護の中断]をクリックします。

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  5. 警告メッセージを確認し、[はい]をクリックしてBitLockerを一時停止します。

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  6. [BitLockerの管理]ウィンドウに戻って保護を再開します。

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6.BitLockerを無効にする

メモ: 復号化には20分から数時間かかります。この時間は、暗号化されたデータの量、コンピューターのスピード、コンピューターの電源オフまたはスリープ状態によりプロセスが中断されるかどうかで変化します。進捗状況は、BitLockerのステータスを確認する前述の方法のいずれかで、いつでも確認できます。

  1. コンピュータを起動します。
  2. Windowsオペレーティング システムを起動します。
  3. 前述のいずれかの方法で[BitLockerの管理]ウィンドウを開きます。
  4. BitLockerを無効にする]をクリックします。

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  5. 選択を確認してBitLockerをオフにします。

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  6. コンピューターに復号化を許可します。
     
  

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7.BitLocker暗号化ビデオ

『Encrypt Your Drive With BitLocker』

『Resolve BitLocker Recovery Key Prompts』

  

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原因

関連付けられた原因はありません。

解決方法

BitLockerのシステム要件は?

Windowsオペレーティング システムの詳細とサポートについては、WindowsサポートのWebページを参照してください。


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保証対象外ですか?大丈夫です。Dell.com/support Webサイトにアクセスして、お使いのDell製品のサービス タグを入力し、デル・テクノロジーズのサービスをご確認ください。

メモ: 本サービスは、米国カナダ英国フランスドイツ中国日本 の個人向けPCのお客様のみが利用できます。サーバーとストレージには適用されません。

Windows BitLockerの仕組みは?

BitLocker(ビットロッカー)では「TPM」に暗号化のキー情報を格納する仕組みになっています。 BitLocker(ビットロッカー)を設定した場合、設定したパソコンでしかロックの解除ができなくなります。 そのため、物理的にHDDやSSDが外され、中の情報が抜き取られるリスクを軽減できる仕組みになっています。

BitLockerの有効性は?

BitLockerでは、TPMに暗号化のキー情報を格納するので、そのパソコンでしかロックの解除ができなくなる。 そのため、物理的にハードディスクが外されて情報が抜き取られるリスクを軽減できる仕組みになっている。 ユーザーにとってもハードディスクにアクセスする際に、パスワード入力が不要になるというメリットがある。

BitLockerの機能は?

Windows 10のセキュリティ機能の一つであるBitLockerは、起動用ドライブや固定ドライブであるHDD、SSDなどのデータを暗号化する機能です。 PCが紛失や盗難などの被害にあった場合、PCを起動させる役割を持つOSやBIOSをパスワードで保護していれば、不正ログインのリスクを低くすることができます。

Windows10 BitLockerの設定方法は?

Windows10 [ BitLockerの設定 ].
表示されたメニューから、『コントロールパネル』をタップまたはクリックします。.
コントロールパネルが表示されたら、『システムとセキュリティ』→『BitLockerドライブ暗号化』の順にタップします。.
『BitLockerを有効にする』をタップまたはクリックします。.